初めての身内のお葬式は祖父でした。神戸での散骨式に向けて出棺させるときは男の人に担いでもらわないといけないのにどうしたもんかと。
またお通夜では、祖父の開いていたお店の元従業員達も来ていたのですが、母や伯母達は料理を出したり飲み物を出したりと忙しく、弟や私、姉が接待のように弔問に訪れる方々の飲み相手をして、残されたゴミ屋敷の掃除もあるというのにお通夜でもうクタクタに。
悲しむとか悼むとかより、疲れたと思っただけでした。家族葬を寝屋川でやろうと思いましたが、
まだ学生で、父親は数年前に居なくなり父親方は伯母だけで結婚しておらず、男手がまだ中学生の弟一人だけ。
結局、お葬式にも来てくれた元従業員の方々やご近所のおじさん達が弟と一緒に担いでくれましたが、やはりこう言う時に男手というのは大切だなと実感しました。
今のセレモニーホールなら移動ささるのも楽になりましたが、お寺でのお葬式等になるとどうしても自分達でどうにかしなきゃいけない事が多い気がします。
その為にも近所付き合いも面倒だけれど、しておかなければならないんだなと未成年ながらに考えさせられたお葬式でした。
この時はまだ家族葬で葬儀という観念が無くて、しかもそれなりのお店をやっていたのだからという祖母の意見が半ば無理やり通されて、お寺で少し大きめなお葬式をしたのですが、男手がないとかどうしても子供だけになってしまうなど問題があるのであれば家族葬で十分です。
家族が無理をして悲しむ時間が無くなるよりずっと良いと思います。