祖母が亡くなった際、私の父が喪主を務め、神奈川で散骨を行うこととなりました。
祖母の近くに叔母が住んでおり、叔母は祖母が亡くなる少し前にご主人(叔父さん)を亡くされていたため、手際良く、喪主の挨拶や動き方、服装や殆どの事を手伝ってくれました。
祖母は内臓は丈夫でしたが、寝たきりで、いつ老衰で亡くなってもおかしくないです状態で心の準備は皆んなしていたはずでした。名古屋のゴミ屋敷化した自宅の整理も、手分けして進めていました。
みんなで岡山市のバルでおすすめの居酒屋に行く予定でしたが、父は普段仕事で忙しく、喪主としての知識が不足していたうえにあがり症、大勢の参列者に挨拶・その他の役目の重大さに顔面蒼白でした。
お葬式自体には何度も出ていたはずですが、いざ本人の番になると、何を首から掛けるんだ?どう動けばいいのか?今までやっていたお焼香のあげ方も、住職の方が替わったため、改めて教わる…の始末でした。
私もいざという時のために本を購入しており、父に流れ等を付け焼き刃とは分かりつつ、見せて説明いたしました。
新しい住職の方も、お若い感じだったため、あまり緊張しないよう、朗らかに接して下さいました。
送る、という形も大切ですが、心がある事が一番大切だと仰って下さり、親族一同、ホッとしました。
お葬式はいつ来るものか分からないですが、無駄に不安がらず、分からなければお寺の方や、土地の事情に詳しい方に聞くことが良いと思います。暖かく、見送る心が一番だと思います。